「何考えてんの?!」


あたしは息を整えて空の胸を押した




パサ・・・とあたしの上に身をのせる空





「ごめん。」




そっと発せられるごめんの言葉。





空の頭を撫でながら
あたしは静かに呟いた




「空?」





「可愛いとか言われてちょっとムキになった。」



「?」






「・・・俺も男だって事だよ」






空・・・




「うん。」


あたしはぎゅっと空を抱きしめる



空とあたしの鼓動が
心地良く混ざりあった。




そうだ・・・


空のベッドは


温かかったんだ。