その日の仕事は速かった


頼まれた雑務も片付けて
あっとゆうまに7時になろうとしている



こうゆう時の集中力ってすごい

毎日これくらい・・・できないよね。



着替えをおえて化粧を直す


なんか・・・
空に会うのにドキドキするのって
変な感じ


こんなに化粧を直すのも
・・・変な感じ



「あ、ヤバい」



慌ててポーチを片付けると
会社をあとにした





待ち合わせ場所には
まだ空の姿はなかった


PM7:25



「もう来るかな・・・」


白い息を吐きながら空を待つ



10分すぎても
空はまだ現れなかった




「遅いなー。」


携帯も繋がらない。





「寧々!!」


ハァハァ・・・

息を切らして走ってきた空。




「・・・ごめ・・っ」



「あはは、そんなに走らなくても連絡くれればよかったのに」


スーツがはだけてネクタイが緩んでいた


そんなに走ってこなくても・・・




「あ・・・。」


白い結晶が空から舞い降りた


花びらのようにチラチラと降り注ぐ





「あぁ・・・寒いわけだな」



空がゆっくり近づいてくる

「寧々、鼻真っ赤。」

そう言って鼻をつついた