「ねぇ。空?」


黙り込んだ空に再び声をかける




「おまえは?」



「は?」



「寧々はクリスマスどうするの?」



「え?あたしのこと関係なくない?!」


なんでそんな話になるのよ




「関係ある。」





・・・?



わかんない・・・



「何言ってんの?」


あたしは空の顔を見つめた





はぁ〜・・・


空がため息をつく



「おまえの予定次第だよ。」




「違うよ。空の予定をリカが聞いてるの!」




「だから!

寧々が俺と一緒にいるなら断る!」





声を荒げる空に


あたしはただ・・・

驚いてしまった




え・・・


今・・・


「なんて言った?」


よくわからなくてもう一度聞き直す。




「何回も言わせないで。」

空は静かな口調でそう言った




「言わせるよ!
意味わかんないもん!」


あたしの方が落ち着けない



だって・・・

だって・・・




「寧々はどうする?」


涙が出そうで・・・



リカには悪いけどあたしは嬉しかったんだ






「空と・・・いる・・・」




溢れそうな涙をこらえた。





「なんで泣くんだよ。
・・・ってゆうか、リカちゃんは断るつもりだった。」


そうなの?


「俺の方からあとでメールしとく。」



「うん・・・じゃぁあたし帰るね。」



「あぁ・・・」