お風呂を上がって部屋に戻ると
部屋には空がいた


「うわっ!空?!ちょっとなにしてんの?」



びっくりした・・・



「おばさんが・・・もう出る頃だから部屋で待ってたらって。」



ママ・・・
勝手に部屋にいれないでよ。




「で、なに?」


なんでここにいるの?




「あぁ・・・」



「なによ?」



「さっき。
様子が変だったから・・・なんかあったのかと思って。」



「えっ?」




なによ。



なんなのよ。




「別に・・・」

なんでそんなこと。



「本当に?」



空があたしの顔を覗き込んだ



「空には関係ない!」


もうあたしのこと
ほっといて。



なんでこんなに・・・

イライラするのよ!



さっきまでの感情が蘇る





「寧々・・?」

気づけば目からこぼれる水滴に



ただただ

空が驚いていた。