そのままゆっくりソファに押し倒される



器用にリモコンで照明を暗くする咲人



そんな行動に
小さな痛みを感じながら目を閉じた





首筋に這う唇に


「ぁ・・・」


絡み合う舌と身体。




「あっ・・あぁん・・・。」


せまいソファから落ちないように重なり合う





されるがままに


服を脱がされ


優しく

激しく



咲人に抱かれた。




そして。

はじめて迎える朝。


咲人の姿はもうなかった




テーブルにはメモ。

”急な仕事がはいったから先に出る。

鍵はポストにいれといて。

また連絡する。”




仕事?


ホントに仕事なの?


きっと前までのあたしなら疑わなかったのかもしれない




服を着て


あたしは鍵をポストに落とした。