馬鹿みたい…。

寝よう!


―…。

チュンチュン…pi pi pi pi pi pi

「ん…。ふぁーあ」

目覚ましがなり外はいい天気で
すずめの鳴き声がチュンチュンと聞こえる朝。

私は髪をとき、制服に着替えて
1階へとおりた。

「ママ、快。おはよ!」

快っていうのは中学3年の弟のこと。

「ういっす」
「雛ちゃん、おはよ!ご飯できてるわよ!」
「はぁい!いただきます!」

今日は時間に余裕があったせいか、
ご飯をゆっくり食べれた。

ご飯を食べ終わったあと、
歯磨きをし私はかばんを持ち
学校へ行く準備をした。

「よし!いってきまぁす!」

家から学校への道のりは
意外と近くさほど時間もかからない。

「雛莉!おはよ~お!」

「あ、夏穂!おはよー」

夏穂は、小学校の時からずっと一緒に居る
親友。

「ねえ、雛莉!英語やったぁ?」

「あ…。やってなぁい!」

「アタシもやってなぁいの!」

「別にハゲのカエル見たいな顔してる先生に
怒られても怖くないし今日は宿題やんない!」

「お!んぢゃ、アタシもっ!あ…。あれ、桐埼洸汰って人じゃない?」

「え?あ…。本当だ。早く、教室行こ!」

あいつに会いたくない。

「え、あ。うん!待ってってば~ぁ!」

「嘉川雛莉じゃね?おっす!」

…バレたか。
最悪、。

「おはよう…。じゃ、ばいばい」

夏穂、え?って顔してるじゃん!

「あ、待てよ!これ、俺の携番!なんかあったら
連絡よろしくな!」

は?????????
なんで桐埼洸汰の携番?
貰ってもかける気ないけど…?

「ね、ねえ。雛莉って桐埼洸汰と友達なの?」

やっぱり聞かれると思った。