自分の席につき、周りをみる。


後ろには、喋ったことはないけど、塾で一緒の和彦がいて、右隣りには、大嫌いな杉山たいせいがいた。


隣には、もちろん大貴。


(ちなみに、ぅちは窓側の席で、大貴が、左、ぅちが右だった。)


大貴は、背はぅちと同じくらいで、顔は普通。


最初だから「誰こいつ」と思った。