そうやってうちはからかわれながら友達と話していると、中田先生が入ってきた。


ちなみに、中田先生は、音楽の先生だ。


『今日の3時間目、四組さん音楽になったよー。』


!!!!


チャンスとうらーい!


イヤッホーイ!!


『きょうかいけるやん!!このチャンス逃すなよ〜!』


「うん!!ありがとう!でもキンチョーするぅ……。」


『大丈夫だって!大貴に彼女は絶対いないと思うから!』


それは、大貴にしつれいだろう、と思う。


それで、運命の3時間目!


うちは手紙を握りしめ、キンチョーしながら音楽室へ向かう。


やっぱ、ぎこちない気がする。