それが終わるのを待っていた。

その時…

『佑弥!!佑弥!!』

と佑弥のお母さんの声が聞こえた。
叫ぶような声に、私は勿論、皆がただ事ではないと分かった。



看護師がバタバタと出てきて、私たちがいる目の前で
「やだ…死んでるみたい…」
と言った。

今でも鮮明に覚えている。