今日は、何度驚けばいいのかしら?
「どうかしら?この国にはない花なども各国から取り寄せることになっているの。きっとミラさんも喜べると思うわ。」
「そんな…私でよければぜひ、喜んでお引き受けいたしますわ。」
「そうか。よかった。ミラさんならきっとステキなものができるだろう。よろしく頼むな?」
「はい。」
嬉しすぎて声をあげたい気分だけど、
ここは王室。あくまでおしとやかな女性を演じる。
「舞踏会の途中で呼び出してしまったりしてすまなかったな。」
「いいえ。とんでもございません。本当にありがとうございます。心より感謝いたします。」
ペコリとお辞儀をする。
「ミラさん。さぁ、会場に戻ってください。」
「はい。失礼します。」
もう一度お辞儀をして王室を後にした。