何を気をつけるのかしら…。

不安に思いながら、とうとう王室についてしまったミラ。

「では、ミラ様、頑張ってください!」

何を頑張るのか、ルナが言いたいことがハッキリ理解できない。

コンコンコンッ

3回ノックをすると、

中から『入りなさい。』と声がした。

「失礼します。」と言って入るミラ。

入ると、目の前には国王と妃が玉座に座っていた。

「ミラ・バーノンです。」

2人の前でお辞儀をする。