「お前の気持ち伝えた方が良いと思う。
このまま後悔していいなら何も言わねえけどな」


後悔……それだけはしたくない。


けど関係が壊れるのも嫌だ。

あたしが困ってたら弥生さんが手を握ってくれた。


「愛ちゃん可愛いから大丈夫だよ。
そんなことで関係は壊れないし、絶対大丈夫だから」


そうだよね。
後悔して終わるなら当たって砕けろっていうし。

「愛、夏樹に合ったら言っとけ。
馬鹿はお前だ、って」


よく分かんないけどあたしは頷いて秋斗さんの部屋を出た。


このたくさんの気持ちを伝えに。