何故か弥生は走って行ってしまった。


パンを買いに来たんじゃなかったのか?

「秋斗、弥生ちゃんの事どう思ってんの?」

夏樹が真剣に聞いてくる。


「んなの、好きに決まってんじゃねぇか。
俺が女と話すと思うか?」


俺がそういうと夏樹は驚いた顔をした。

「じゃあなんで告らないのさ!!」

「そんなのあいつの為じゃねぇか」

「弥生ちゃんの?」

夏樹は本気で分かってないように俺をみてくる。

「俺が弥生に告ったりしたら、あいつ虐められるかもだろ?」