達也は瑞希の近くまで行き、下を向いて鞄に勉強道具を仕舞っている瑞希に声を掛けた。少し屈んで、瑞希を驚かさないように、声を抑え目にして。
返事をしたとしても、この少女はどうせ俯いたままだろうと思っていたら、驚くべき事に、少女はその顔を上げた!
そして達也と瑞希は、初めてまともに目と目を合わせた。
(うわっ。可愛い顔だな……)
(あ、綺麗な顔……)
それはほんの1〜2秒の事だったかもしれないし、もっと長かったのかもしれない。
先に目を逸らしたのは、やはり瑞希だった。
しかし瑞希が目を逸らして再び俯く瞬間、恥ずかしそうに頬をほんのり紅く染めた事に、達也は気付いていた。
そして達也もまた、顔が熱くなるのを感じていた。
返事をしたとしても、この少女はどうせ俯いたままだろうと思っていたら、驚くべき事に、少女はその顔を上げた!
そして達也と瑞希は、初めてまともに目と目を合わせた。
(うわっ。可愛い顔だな……)
(あ、綺麗な顔……)
それはほんの1〜2秒の事だったかもしれないし、もっと長かったのかもしれない。
先に目を逸らしたのは、やはり瑞希だった。
しかし瑞希が目を逸らして再び俯く瞬間、恥ずかしそうに頬をほんのり紅く染めた事に、達也は気付いていた。
そして達也もまた、顔が熱くなるのを感じていた。