その後、4人でファーストフード店に入った。

「中山さんって、いつもそんな大人っぽい服着てるの?」

「え? いいえ、これはその、達也が…」

『達也!?』

また圭介と祐子がハモッた。

「何なんだよ、おまえ達は…」

「だって、ねえ?」

「達也君達、本当に付き合い出したの?」

「そうだよ。おまえがそうしろって言ったんじゃないか…」

(ああ、この人達に言われて達也は私と付き合ってる事にしたんだ…)

「あの…」

「ん?」

瑞希が何か言いかけ、3人は一斉に瑞希に注目をした。

「達也と私が付き合ってるなんて、誰も信じないと思います…」