瑞希はテーブルに置きっぱなしのマグカップ2つを持ってキッチンへ行った。
そこも広く明るくて、思わず溜め息を漏らす瑞希だった。
シンクもその周りもきちんと整頓されている。達也が綺麗好きらしいという事もあるが、あまり使われていないような感じがした。
(達也って、あまりご飯作ったりしないみたい。私もだけど…)
水で濯いだ水色とピンクのマグカップを並べて置くと、それにデザインされたキャラクター同士が頬を寄せ合っているように見え、瑞希はクスッと心の中で笑った。
「洗ってくれたんだ? サンキューな」
いつの間にか瑞希の後ろに来ていた達也は、黒いジャケットを羽織り、手にはやはり黒っぽい薄手のブルゾンを持っていた。
そこも広く明るくて、思わず溜め息を漏らす瑞希だった。
シンクもその周りもきちんと整頓されている。達也が綺麗好きらしいという事もあるが、あまり使われていないような感じがした。
(達也って、あまりご飯作ったりしないみたい。私もだけど…)
水で濯いだ水色とピンクのマグカップを並べて置くと、それにデザインされたキャラクター同士が頬を寄せ合っているように見え、瑞希はクスッと心の中で笑った。
「洗ってくれたんだ? サンキューな」
いつの間にか瑞希の後ろに来ていた達也は、黒いジャケットを羽織り、手にはやはり黒っぽい薄手のブルゾンを持っていた。