この1LDKは入り口右側に三畳程度のシューズBOXがあり、左側にはトイレとシャワールーム、
そこからリビングへは二段下がる。
そのリビングの中央に楕円形のガラスのテーブルが設置してあり、革を貼った椅子が8脚その周りを囲っている。
左側の壁はコンクリートで本や書類が並び、隣にはコピー機と何なのかもわからない大きな機械がある。
右側は木が基調で洋服や帽子などがさがっている。
ドアの向こうはクローゼットでここは十畳ほどだが、クローゼットとして機能しているのは入り口付近だけで、奥にはこれも何の機械なのかわからないものが天井までびっしりと設置してある。
「それで、仕事って何??」
「連続婦女暴行。」
「うわっ。何?それの犯人探しをするの?それともそれをするの?」
「うん、両方はずれ。その犯人はわかってるの。」
「は??じゃ、それを取っ捕まえて警察に持ってくの??
そんな奴捕まえたらスパッと切ってあげたらいいのよ。あそこ。」
「そう、リリそれ半分正解。犯人の拘束と拷問。」
「拷問?被害者の希望なのそれ?」
「違う。こっちの都合。」
「ああ。組織のからみなわけね。」