「くせーし。殺す気か」



そいつは猫のように、全身をクンクン嗅いでいる。



「臭くない!そんなんで死ぬか!死なれてたまるか!」

「なっ…んで、出てんのよ。しかも裸……」

「は?あんなとこいれるかよ。くせーし。しかも邪魔くせーもん着せやがって」



テーブル脇の床を見ると、脱ぎ捨てられたシーツ。




はぁ〜…

何でこんな事に。





澪さんには心配させちゃったし、嘘までついちゃった。