「貴方が成すべきコトを果たすまで私が監視をします。」
「誰だ。」
「遅くなりました…私は《創始者》の使い『烏』の1人。逆音です。」
「『烏』?」
突然、現れた謎の男。
礼儀正しい。
でも、闇原黒也は警戒をし続ける。
黒也の成すべきこと。
それは『澪原水流』を潰すこと。
「私は貴方を邪魔をする者を全て排除しましょう。それが私の役目であり義務。」
「…全て?」
嫌な予感しかしない。
《創始者》の使いであるからだ。
非道な行いをも躊躇わない。
『サード』を造ったのも彼等。
「『澪原水流』が貴方にした事は赦される事ではない。問いただすには良い機会ではないでしょうか?」
そして、『烏』はソレを告げて消えた。
闇原黒也は自分の居場所に戻るために歩き始める。
(全てを問いただす…か。)
『澪原水流』には悪いが…。
黒也は能力を発動させた。
調子は良い。
黒也は正直、
澪原と闘えるのは嬉しい。
(手加減はしない…今までも、これからも。)