「約束は守る。しかし、お前のやり方には賛同できない。」
「あ、そう。『澪原水流とは本気でやり合う』ってことだな。」
闇原黒也と合世色弥。
薄暗い部屋で数時間。
色弥は黒也に帰っていいと告げた。
約束をしたからだ。
黒也は部屋を後にする。
外に出たら暗闇の中。
星だけが輝いていた。
帰るのは少し気まずい。
(澪原…お前なら分かってくれるよな…。)
真夜中の道を歩く。
すると、気配が1つ。
背後から近づいてくる。
「誰だ?」
「初めまして。」
真っ白な服。
顔は何かで隠しているようだ。
いかにも、怪しい。