その後、私たちはジャングルジムの近くにあるベンチに座って、ゆっくりとおしゃべりを開始。


この公園で遊んだ思い出話や、お互いの家に遊びに行った時の話をしたり…


翔琉くんからは、何度も転校をしたこと、転校先での学校の話などを聞いたりした。


次々と飛び出す話題は尽きることがなくて…


気付けば、日は落ちて周りの景色もスッカリ暗くなってしまっていた。



「だいぶ暗くなったね。冷え込んできたし、そろそろ帰る?」


「そ、そうだね…。」


私は翔琉くんの腕時計をチラッと覗き込んだ。


もうすぐ19時かぁ…。


時間が経つの早いな…。
あっという間に感じちゃう…。


ついさっき、公園に来たばかりのような気がしてたんだけどな…。