『あっ!いきなり言ってこまるよね!;;ごめんね、麻美そんなの考えてなくて・・・じゃあ、返事まってるから!』





「あっうん・・・。」





『佳奈ぁー!一緒に歌お―!』




「いいよぉー☆なに歌う?」




『えっとねぇー・・・・』





あいつは見た目派手だけど良い奴なのかも知れない・・・





友達からも嫌われてなさそうだし。





「かーいと❤」





「おわ!なんだ健か・・・。」





「なんだとはひどいなぁ・・・それよりィー良い報告があります!!☆」





「なんだよ・・・?」





「んふっ☆聞きたいー?」




そう言っている健はみょーに嬉しそうだった





「別に聞かなくてもいいけど・・・」




「そんな事いうなよぉー。」




「っでなんだよ?」




「驚かないでね?☆」




「分かったから早く言え!めんどくせえー」




「なんと俺・・・彼女出来ましたぁーーーー❤」




「はぁ!?」





俺はいきなり言われて焦った















「なんだよそれ!!っつか、早すぎだろ!!」





「いやぁー俺もそう思ったんだけどなんか成り行きでこうなっちゃいましたぁー❤」




健は手でピースを作り俺に見せびらかせてきた




「はぁ・・・お前凄すぎだろ・・・」





「よく言われる☆」




「ほめてるんじゃねぇ!」





「海斗も螺那ちゃんの事なんか忘れて早く彼女作りなよー☆」





「言われなくても作る」





「ふぅーん・・。なら良いけど・・・」




本当にこいつにだけは驚かせられる・・・





どんだけだよ!まじで・・・





『螺那ちゃんの事なんて忘れて新しい彼女を作れ』か・・・





そんな事を考えていたら時間はあっという間に過ぎて帰る時間になった





『えっと・・・また逢えたらいいね☆返事、楽しみにしてるから!』




「あのさ・・・






俺、麻美と付き合うよ・・・」




『・・・えっ・・・・うそ・・・なんで!?』




「なんでって・・・まぁ、お前と付き合ってみても良いかなーと思って」





だってこれしかなかった・・・





螺那を忘れる方法なんて・・・・





自分でもいけないことと知っていてもこうするしかなかった。




『ホントに!?私で良いの?;;』





「お前が告って来たんだろ?」





『そうだけど・・・ホントに!?』




「しつけー。ほんとだよ」




『やばい・・・。麻美嬉しすぎるんですけど・・・




海斗だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい好き!!』




麻美・・・ごめんな・・・





お前を利用なんかして・・・




こんなダメな俺だけど麻美は愛してくれるか?




こんな気持ちで麻美と付き合ってもいいのかな・・・




ダメだと思ってもどこかで麻美を利用する自分がいる







































        ごめんな麻美・・・




    これからはお前だけを愛していくからな・・・





















あれから俺たちは一緒に帰ってる。




麻美とは違う学校だから俺が麻美を迎えに行く




「かーいと❤ えへへー待ったー??」




「別に、さっき来たばっか。」




「そうなんだぁー良かったぁー❤」




「ほら、帰るぞ」




俺たちはいつも手をつないで帰る




だってこれがカップルというものだろ?




「ねぇー海斗ー。ゲーセン行かなーい?私海斗とプリ撮りたーい❤」




「はいはい…」




麻美の手を引いてゲームセンターに行く




そういえばゲームセンターなんて何年ぶりだろう…





郁斗と行った事はあるけど女とはないなぁー・・・




「海斗なにしてんの?早く撮ろうよー★」




「そう急ぐなって・・・」



麻美の待つプリクラ機にゆっくりと向かい入る



「ねぇねぇ!どれにする!?★私 男の人と撮るのなんて初めてだよー!」



「えっ!?マジ?」



「うん、まじまじ★だから今ちょードキドキしてるよー❤」



「麻美の事だから男と何回でも撮ってそうなのに・・・」



「何それー!私は本当に好きな人としか撮らないし手もつながないよー❤」




驚いた・・・。麻美がこんなにも一途なんて・・・




なのに俺は螺那を忘れるために麻美と付き合ってるのか?



自分が情けなくてイライラする・・・




「海斗❤この背景でいい?★」



「・・・・・麻美」



「なぁにー?ほらポーズとるよー★」




『3・2・1』




  ギュっ・・・




「えっ?」



俺は麻美を後ろから優しく抱きしめた




「えっ?;;海斗どうしたの???」




「ん・・・別に・・・ただ麻美を抱きしめたくなっただけ・・・。」


















「・・・ふぅーん。なんか今日の海斗、積極的だね・・・/////////」




「積極的な俺は嫌いか?」




「ううん・・・好きだょ・・・」




「そっか、それは良かった・・・」




「ねぇ、プリクラ早く撮ろうよ!」




「ああ、そうだな」




その後おれたちはプリクラをとり麻美を家に送り帰った




「プリクラ・・・」




麻美と撮ったプリクラを見つめながら家に帰る




「麻美、ぜったいこのプリクラ大事にしてるよなぁー・・・」




どさっとベットに倒れこみまたプリクラを見る




「・・・螺那と撮りたかったなぁー・・・」




・・・・・ん!?




いやいや待て!俺はいまなんて言った!?;;




螺那と撮りたい????




なに言ってんだ俺は!!;;;




とにかく螺那のことは忘れるんだ!!




学校とかでもあまり目を合わせないようにしなきゃ・・・




螺那を・・・忘れなきゃ・・・・




心にそう誓い眠りにつく海斗だった











「ふわぁー・・・。」




背伸びをしながらベットから降りる




なんか今日はやけにすっきり起きれたなぁ・・・




「まっそんな事もあるよな」




いつもと同じ朝ごはんの食パンとオレンジジュースを飲み学校に行く




「んーーー!朝ってこんなにも気持いもんだったかなぁー?」




1人 朝日を見ながらゆっくり歩いていると後ろからうるさい声がした





「かぁぁぁぁぁぁぁいと♪」




「おふっ!;;おめーいきなり後ろから抱きつくなよ!あぶねーだろ!!」




「ごめんってー☆それより今日の海斗なんでこんなにも早いのー??」




「別に・・・。なんかいつもより早く起きれたから・・・」




「ふぅーんw」




「なにニヤニヤしてんだよ!」




「べつにィー❤海斗くんは良い子ちゃんでちゅねー❤」




よしよしと頭をなでてくる海斗を殴りながら歩いていると



目の前に俺の良く知る奴がいた・・・




「おい、海斗。あれって螺那チャンじゃね?」



「・・・・・・」



「あっ待てよ!海斗!」




別に俺は螺那のことなんてどうって思ってない




普通に通り過ぎればいいんだよ




普通に・・・




「・・・・・・・・・」




「あっ海斗・・・」




螺那が俺の名前を呼んだのはきずいたけど




ここで振り返ったら俺は螺那の事がまた気になるかもしれないから




振り返らなかった・・・











後ろでは絶対 郁斗がニヤニヤしているだろう・・・




っでも俺はそんな郁斗を無視して学校に向かう




「あっ!おい、待てよー!!海斗ーー!置いてくなぁー!」




「早くしろ。俺がせっかく早起きしたのに遅刻はしたくないからな」




「むふっ海斗くんってば同情してるのばればれですよー!顔に出てるよ❤」




ほっぺをつつきながら俺にいってくる郁斗




こいつは何回殴れば分かるのだろうか・・・




まぁ馬鹿だからしょうがないか・・・




「くっしゅ!!




あー誰かが俺の噂をしている・・・」




「あーそうだな。良かったなー。」




「さてはお前が俺の事を噂していたな!!」




「してねーよ。」




「いやお前がしたな!」




「してねーって」




「俺に嘘をつくなんて100年早いんじゃ!!」




「はいはい・・・。」




「おい!流すなー!!」




「はぁ・・・。朝っぱらからうるせーなぁ・・・」




『おいお前ら今日はやけに来るのはえーじゃないか!!』




後ろからやたらうるさい声がしたからふりむいてみたら




周りに星をキラキラ出しながら近ずいて来るやつがいた




「おはよう。海斗くん、郁斗」




「あぁ・・・」




「おっはー!たっくん★」




「今日も元気だな、郁斗は・・・」































「お褒めいただけありがとうございます☆」




「別に褒めてない」




「ひどっ!!」




「ひどくないよ。俺は本当の事を言ったまでだ」




「うわぁー海斗ー!たっくんがいじめてくるよー!!」





「あーもううるせー・・・」




うるさい奴が2人になるとこんなにもうるさいんだと初めてきずく郁斗だった




『おーおめーら今日はずいぶん早い登校じゃねーか!




先生すごくうれしいぞぉーーー!!』




涙を流しながら俺に抱きつこうとした先行を払い学校の中に入る




「おいおい海斗、あんまりじゃねーか?」




「先生泣いてましたよー?」




「うるせー・・・」




後ろから口ぐちと俺の悪口を言ってくる




郁斗と武流にがんつけながら歩いた




「あー怖い怖い。そんな顔してたらまた先生に怒られますよー」




「ほんと!たっくんの言うとーリだ!!」




「・・・・」




そう、この前郁斗と俺でふざけあっていたら先生にけんかと思われて
怒られたんだったけな・・・





「海斗って絶対『目』つけられてるよなぁー」




「そうですねー。悪いことばかりをしてそうな顔をしてますからねー」




「おい、武流・・・。お前 俺に喧嘩売ってんのか?」




「とんでもないですよ。僕が海斗君とけんかなんかしたら死んでしまいますよー」




・・・・宮野武流・・・・




こいつだけは調子が狂う・・・




なんか独特?ってゆーか、俺には合ってないキャラだ
















郁斗といえば




馬鹿でいじめがいがあるキャラだなぁ・・・・




それに対して俺は・・・




「なぁ・・・俺ってさぁ、皆から見てどんな感じに見える?」




「えっ!?;;なんでいきなり!?」




「別になんでもいいだろ・・・」




「んーそうだなぁ・・・」




「かっこよく見えて実は未練たらたらな男」




ッ!!!




「なーんて嘘ですよw」




こいつは本当にむかつく奴だ・・・




郁斗が言ってたら殴ってたところだ・・・




「海斗は陰でモテてる奴だよなぁ。外見は怖いけど中身は優しい・・・




まぁこんな事しってるのはほんの一部の女なんだけどな☆w」




「・・・・そっか・・・・ありがとう」




「どーいたしまして☆って海斗がありがとう!?;;




どうしたんだ海斗!熱でもあるのか!?」




「ねぇーよ・・・っつか触んな!」




「えーー!そんな事言われるともっと触りたくなるだろー!!」




「うわっやめっ・・・」




『おい、お前らぁ!!早く教室行かんかーー!!」




「「「はぁーい」」」





「よしっ教室行こうぜ!!海斗またあそんであげるからなー☆」




「いらねーよ・・・」





「っじゃばいばぁーい☆」




「あっおい!!・・・・・人の話を聞けよ・・・」




郁斗と別れてからすぐに授業が始まった




郁斗と一緒にいるときは時間がものすごく速くすぎるけど




郁斗がいないとこんなにも時間がたつの遅いんだなぁ・・・




「・・・・・・//////////」




おいおいおいおいおいおいおい!!!




こんなの俺らしくないぞ!?;;どうしたんだ!




これは本当に熱があるかも・・・