「4年生だよね?バトミントン部に入りたいの?よかったら、一回ラケットで打ってみない?」
そう、笑顔で話しかけてきたのは
6年生の西浦加奈子(ニシウラ カナコ)先輩
話したことは一度もなかったけど
私の憧れの先輩だった
加奈子先輩は
習字がとても得意で
夏休みの宿題や競書会では
いつもみんなの前で表彰されていて
バトミントン部の活動でも表彰されている
とても完璧な先輩だった
そんな憧れな先輩が話しかけてきて
私はパニックになってしまい
加奈子先輩の質問に
答える事が出来なかった
そんな私のかわりに
話し始めたのは
乃愛だった