それからの道のりは
ずっと`博士'の話を
聞かされた


そんなに良いか
15も離れた男が



「「ただいまー」」


「母さん買ってきたよ…」



「母さん…?」



なんだ?


「どうかした?姉さん」



ゾクッ!!



キッチンで夕食の
用意をしていた母さんが


横たわっている


「おー2人とも帰ったのか」


外で薪割りをしていた
父さんが部屋に入ってきた


「父さん!!!かっ!!
母さんがっ!!!!」


父さんの顔が
真っ青になりすぐさま
母さんを抱き抱え病院へ
急いだ


姉さんは泣きまくって
今何が起きているのか
理解していない感じだった


「しっかりしてよ!
姉さん!!病院行くよ!!」


「か…母さん…がっどうしよ…」



悪夢はこの日から
始まったんだ