次の日
「そちらにトム・ライトは
いますか?」
《……貴方から連絡が来ても
無視しろと言われていますが彼もまだ
子供です…わたしが貴方に
居場所を教えたことは
秘密にしておいて下さい》
「……引き取りに行きます」
《今はまだ無理かと…》
「でもっ!!」
《大丈夫です!!私の方で
しっかり見ておきますから…》
「しかし…」
《御心配なく…彼もいつかは分かるときが来ますよ》
「…………ありがとうございます」
今は…仕方ないのだろうか
トムとわかりあえる日は
来るだろうか…
でも…まだ見つかった
だけでもよかった…
レイチェル…わたしは
孤独になってしまったな