部屋から出るとガラスの破片まみれの廊下が目に飛び込んできた



その中心で割れた窓の
外をじっと見据える
ジャックがいた


私の存在に気が付いた
ジャック

「…危ないから部屋にいなさいエリシャ…」


「でも危ないのはジャックも同じよ!早く部屋に!」


「わたしは自分が責められるのはもう慣れっこだ」



「おい!!そこに居ねぇで
外に出てこい!!」


ガラス窓を覗くと
怒りの表情のトムがいた