ハッ―――


瞳を開けると見たことのない紳士がいた....



「おはよう…そしてはじめまして」



優しい柔らかな笑顔




日の光が心地よく入るこの部屋には
たくさんの機械が置いてある



窓際にはこの人の机だろうか??机の両端に山積みになっている紙や本がある



でも机の一部だけ何も置いてないところがある


違う1つだけ置いてある





写真だ





ただ..伏せてあって
誰との写真かは分からない




ポンッ


この人に肩をそっと叩かれた




「わたしはジャック」



.....ジャック



「君はエリシャ…君の名前はエリシャだ」



名前



私の名前は


「エ…リシャ…?」




ニコッと笑う…ジャック
どこか悲しげな笑顔だった



「そうだ」