「ジャック!」


玄関の外で待っていてくれた


ジャックは優しい笑顔で
笑いかけてくれた



私もつられて笑う




「行こうか…」



「うん!」



近づくと、自然に手が触れ
手を繋いだ



一度家の方を見て




もう二度と振り返りは
しなかった