「…ジャックっ……」



涙が止めどなく流れる



もう…ホントに時が止まれば良いのに



「…もう一回言って…お願い」



「恥ずかしいな…ははっ」



と私の涙を拭い
恥ずかしそうに、でも優しい眼差しで



「愛してる…



やっぱり恥ずかしいなっ…」




その笑顔にまた心を奪われる




―それからのことは



何となく、しか覚えてない



私の…見える世界が



幸せの色になったから



ジャック…貴方はどうですか?



罪に押し潰され続けていた
貴方の見える世界は



幸せの色になりましたか?



そうであれば…嬉しい