…愛しい
「だって!だって!!
私はジャックが好きで、大好きでっ
だけど…ジャックの気持ちより私の気持ちの方が
断然大きい気がして
いつか私から離れちゃうかも
しれないって考えたらっ
不安で不安で仕方なかったのよ!!」
涙目で訴えるエリシャ
その涙がとても綺麗で…
わたしはエリシャを抱きしめた
「ジャック!!」
「エリシャありがとう…
そんな風に想っていてくれて
ホントに嬉しい…」
「ほ、本当に?」
「あぁ…」
足の力がスッと抜けたのか
ソファーにペタンと座ってしまった
「おっとっと…大丈夫?エリシャ」
「たっ立てない…」
「あはっそうか」
わたしはエリシャの前で腰を低くして
手を握った
「エリシャ…わたしは君をおいて行くなんて
しないから安心して…?
確かに助手の中に女の人は
居るかもしれない、が…
エリシャ以外好きになる人なんていないよ」
「…ジャック…今、好きって」
「前にも言ったけど…
今の好きはちょっと違う
わたしはエリシャが
大切だ…大切なのには変わりない、でも
今は………」
「…今は?」
「愛してる…と言った方が良い」
腰を少しだけ高くして
そっと....
エリシャの唇にキスをした