「…不安?」




「も、もしここじゃない場所に
ジャックが行ってしまったら寂しいしそれに」



「それに?」




「…………………」



沈黙が長い…
エリシャは下をむく


「エリシャ?」




「他の助手の人と研究するんでしょ?

…さっきの人だけじゃないでしょ…?


その中に、お…女の人がいたら…」



ボソ「ジャックを取られると思って…」




エリシャは真っ赤になってそう言った




「エリシャ…」




「あぁ、もうこんな恥ずかしいこと
言いたくないわよ!!

…でも!さっきの人の話全部
廊下で聞いちゃうし!
そしたらジャックが家出ちゃうとか
考えちゃうし


もし助手の中に女の人がいたら
ジャックを取られるとかも
考えちゃうし!!」




「えっえぇ…」




「前までは何でもなかったのに
最近のジャックに、どっ!!
ドキドキしちゃうの!!」




勢いあまって立ち上がるエリシャ



言いたいことを全部言えたからか
我にかえる…



「わっ私…」



「っは!ははははは!!」



「なっ何で笑うのよ!!
ホントなのよ!最近のジャック
何だか意地悪なんだもん!」