「……こんなとこまで、
来ないでよ……!」




ノドの奥からもれた声は
震えてて、涙声だった。






……神様のイジワル。




どうしてわざわざ、あんな
姿の彼女を見せつけるの?




黙って身をひいたのに、
まだ、あたしの罪は許されない?



あたしのしてたことは、
そんなに罪深いの??




(こんなにミジメな思いを
しなきゃいけないなら……
二度と人なんて、好きに
ならない……!)



_