ない…

ないっ…



体操服が見つからず、キョロキョロと周りを見渡すと





「……」




ゴミ箱から少し飛び出した白い服。







「…あ、あたしのじゃん」








頭の中が真っ白になった。



あたしはただ自分のゴミ箱に捨てられ、ボロボロにされた体操服を無造作にバックに詰め込み、学校を飛び出した。




身体が痛い。





でもそれ以上に……











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