武家屋敷、晶の家。


案内されるまま、私は和室に着いた。

出されたお菓子とかを食べていると、突然晶が黙りこくった。


「どぅしたの?? お腹でも痛い??」

『……』

「晶??」


私の問いに晶は答えなかった。


『雪がとけたら…引っ越すから』