昼休み、いつも通り有華と食堂へ行こうとしたとき…

上の階から、凄まじい黄色い悲鳴が聞こえた。


「転校生、先輩方に人気だね♪」

「そぅだね…。どんな人だろ??」

「何よぉ~…やっぱり気になるんだ!?」


有華は満面の笑みで、腕をつついてきた。

二人で、どんな人かな?? と想像しながら食堂への廊下を歩いた。