「おっはよぉ~」 入学式の時、偶然席が近くて親しくなった友達の有華《ユカ》が笑顔全開で飛びついてきた。 「おはよぉ~♪ テンション高いね♪」 飛びついてきたのを押さえて、私は踏ん張った。 「ねぇっねぇっ♪ 今日転校生来るらしいよ!!」 「うっそだぁ~」 私は疑いの目を向けると、有華はチッチッチと指を振った。