時雨分隊と別れ、巣穴の中を突き進むアレクセイ分隊。

既に彼らを止められるものは、この巣穴には存在しない。

数多くの兵隊AOKが襲い掛かってくるが、逆にこれは裏目だった。

戦闘を繰り返す度に、アレクセイ分隊の連携攻撃は精度を増していく。

まだ5人の隊員達が揃ったばかりだというのに、この巣穴の中で彼らのコンビネーションは確実に洗練されていた。

信頼、絆、仲間意識。

それに加えて、今彼らには時雨分隊から受け取った『責務』がある。

自分達がグランドマザーを倒す。

その意識の高さが、自然に仲間同士での連携の精度を高めていったのだ。