攻撃は更に続く。

モスクワ管区の残存戦力…戦車、装甲車両、戦闘ヘリが一機残らず基地を出撃し、火砲が弾幕を張る。

仮に第三次世界大戦が勃発したとしても、ここまでの激しい攻撃はしないのではないか。

そう思わせるほどの凄まじい総攻撃だ。

まさしく『人類の反撃』。

これまで後手後手に回ってきた国連軍が、AOKの先手を取って徹底的に攻め立てる。

最早AOKに対して一撃の反撃も許さんといわんばかりに。

もう一人の犠牲も許さんといわんばかりに。

…数多くの同胞が命を散らしてきたのだ。

もう誰も失わない。

この戦いを以って、全ての終わりとする!

容赦なき砲撃、爆撃は、人類の決意の表れのようでもあった。