だから、あたしは1人になる。 「いいよ。いらない。迷惑だから。もう付きまとわないで」 睨むように言って、勢い良くドアを開けて、茫然とする三人を残し、病院を出た。 悪いことをしてしまった。 たった1週間とちょっととはいえ、仲良くしてくれて、しかもどんなに嫌そうな顔をしても付きまとってきた天竜のみんな。 嫌がってはいたけど、それは付きまとわれることにおいてだけであり、 友達としては最高だった。