見つけたのに大地は逃げる。 なぜだ! やましいことがあるのか! 捕まえた頃には虚しくもチャイムがなってしまった頃だった。 「ちょっと!説明してよ!」 美羽は和真がいるというのに、大地に掴み掛かる勢いでせまった。 「お、俺は何もしてない!ただ、昨日溜り場来たから仲間だと思われたんじゃね?」 「そんなかんたんにいうな!」 本気でやめてくれ。 じぶんから族に関わるなんて本気で最悪だ。