「ちょっと話そう」


そういったから、美羽は総長しか入れない部屋に翔太を入れた。




「条件は3つだ」


なんの前触れもなく話しはじめた翔太。


頭が昔からいい翔太はこの状況も計算しているのだろう。


「俺の前にいた学校に転校してもらうことと、自分の正体を隠すことだ」


驚く間もなく言葉は続けられる。


「もちろん、家は用意させてもらうし、学費もこちらで持つさ。お前はただ、俺のゲームの駒になればいいだけだから」



ニヤッと笑って翔太は出ていった。