その声を聞いたとたん、二人は美羽を離し、逃げていった。


弱っ!




人が来たことに怯えたのか、各務紫苑だから逃げていったのかはわからない。



でも、なんとか殴る、蹴るを自分でしなくてよかったことに安心した。