そのあとはなにもなく授業があり、休み時間になると話し掛けてくる大地の相手をしているだけで放課後になった。
部活に行ったのか、教室には人の姿はない。
美羽は静かな教室でグラウンドを眺めていた。
「おまえ、なにもん?」
突然後ろから声をかけられた美羽は驚いた。
「何?いきなり。各務紫苑君?」
そこにたっていた人の名前を呼んだ。
「なんか気になるんだよ。お前」
「なんの告白だよ」
笑ったら怒られた。
「なにもん?」
「ただの女子高生」
そういって教室から出ようとした。
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