美羽の部屋に三人で入り、適当に座った。 「今から話すことは美羽もちゃんと聞いてほしい。多分いろいろと食い違いとかあるかもしれないから」 美羽は黙って頷いた。 紫苑も頷いた。 「美羽が金龍を去ったあの日―…」