そう言われたお母さんは
頬を少し赤らめていた。
ちょっとー…
あとでお父さんがそれを知ったらヤキモチ妬くぞー…。

でもその前に…!
どういうことなのかお母さんに聞かないと。
意味が分からない。

「ちょっ、ちょっとお母さん!
一体どういうことなの?」

するとさっきまで大兄ちゃんに向けられていた顔をこちらへ向けてきた。

「あのね、茉央は大樹君と同じ高校受けるじゃない?

だから、お母さんがお願いしたの。

茉央の家庭教師になってほしいって(笑)

そうしたら大樹君、
快く受けてくれたの。」

お母さんエライ(笑)?とか言ってるし…
まぁそこはあえて触れないとして。

私が喋ろうとしたがそれを遮り大兄ちゃんが話し始めた。

「茉央ちゃんは俺にとって可愛い妹のような存在だからね(笑)

じゃあそろそろ、
俺は帰ります。長い間ありがとうございました。」

「いいえ~(笑)
明日から茉央のことよろしくね。」

「はい。

じゃあまた明日ね、茉央ちゃん。」

「うんバイバイ。」