「そ・・・そーなんだぁ・・・・」


まさか親友と好きな人がかぶるとは思っていなかった。

「未来！応援してね！」

「う・・・うん」



「さっそく桐谷君に話に行ってみよーよ。」

「え・・！私も？」


「うん。あたりまえじゃん。行こ！」

「う・・・うん」




桐谷君はローカで男子とワイワイ遊んでいた。


「桐谷くぅん！あたし　杉本由美　っていうの！よろしくねぇ！！
　それでこっちがあたしの親友　未来！」

由美は桐谷君の前だから声が１オクターブ高い。


「よ・・・よろしく」


「ん？よろしく。」


素っ気ない返事

私と目が合った。　
ドキｯ！　心臓が飛びでそうなくらい高鳴る。


「ねぇねぇアド教えてくんなぁい？」

「俺知り合ったばっかりの人に教えないタイプだから。」

「そぉなんだぁ！わかったぁ！これからもよろしくね！」


「うん。」


相変わらず素っ気ない返事