そんな気持ちが目の前にいる子にも伝わったらしかった。

小さな体を目一杯使って
頭をよしよしした。

きぃのいない数日、
私の隣にずっと居てくれたソルト。


私が寂しくないように、
私が辛くないように、
私が、1人にならないように。


いつだってこうして
私に耳を傾けてくれる
優しい小さなナイト。



小さなナイトはお伽話のように空中に浮かべるらしく(!)、今もふよふよ空中で寝そべるように浮いて話をしていた最中だった。



けれど私が会話の途切れに
きぃのコトを考えてしまったから少し不自然に会話が終わってしまって....



今に至る。

ソルトがいなかったら
私はどうなってたんだろう。

こうして小さな温もりに
癒されるコトができないなんて、考えられないかも。
本当に1人だったら絶対耐えられない。



「ありがとう、ソルト。」


私はまだ頭を撫でてくれる
愛しいナイトに微笑んだ。