だからおまえ等は
正真正銘今年のクリスマス、
幸せなんだ!!!
と最後は胸をはって
喋っているソルト。
私はというと
なんだかよく
わからないけれど
胸がとくんとくんと
鳴っていて、
目を閉じる度
きぃの笑顔が頭をよぎっていた。
サンタクロース様、
もし本当に幸せに
過ごさせてくださる
おつもりなら、
どうしてきぃは
その日学校で
そのあと塾なのでしょうか。
私は1日あいているのに..
それともサンタクロース様にもスケジュールはかえられないのですか..??
ソルトを贈ってくれた訳は
なんなのですか..???
沢山の疑問がきぃの笑顔の
合間をかすめて私を縛っていく。
心と頭と体がバラバラの
ことをして、私は
押しつぶされていく。