いつもの改札できぃをまつ。
いつもの柱に寄っかかりながらきぃのことを考える。
そんな前のコトでは無いのに懐かしいと思うくらい、私はきぃに会いたかった。
いつものように待つ中で
違うのは、私の右肩に小さな可愛いナイトが乗っかっているということ。
足をブラブラさせながら、
私と同じ位そわそわしているソルト。
もしかしたら私の気持ちに
ソルトは気付いてるのかもしれない。
怖かった。
昨日俺も会いたいって言われた時、私は嬉しくて。
でもそれ以上に、怖かった。
もしかしたら私に会いたいって言ってきたのは、別れ話を切り出すためかもしれない。
そう直ぐに思ってしまった。
別れ話も怖かった。
それ以上に、別れ話が頭に直ぐ浮かぶ自分が、怖かった。
きっとこの時間に会えるってことはきぃが塾を休んだからに違い無いって予想できるのに。
それが嬉しいって強く強く思ってるのに。
別れるなんてあり得ないのに。どうして。
どうしてこんなにリフレインするの。
きぃに会いたいって
どうして...どうして純粋に思えないの。