『まじさんきゅ…』


「まぁ…親友の為なら仕方ない」


俺らは黒板に名前を書き、席を移動し始めた。


窓席に移ると、すとん…と腰を下ろす。



ここから…毎日、莉音ちゃんが隣…。


考えただけで心臓はバクンバクンで、そんな自分が情けなくなった



「あの…」


少し遠慮がちな声が聞こえて


目を見開き顔を上げると、



『あ、莉音ちゃん』


莉音ちゃんが座ろうとしている時だった。